IIJmio eSIM データプラン ゼロを実際に申し込んでみました!

株式会社インターネットイニシアティブのIIJmio eSIMサービスにデータプラン ゼロが登場です。

IIJmioといえば格安SIMの大手であり日本国内で初めてeSIMサービスを開始した会社。

2019年7月に開始したeSIMプラン(ベータ版)では6GBを月額1,520円(税抜き)でご利用いただけましたが、

今回新たに登場した「データプラン ゼロ」では基本料金150円からご利用いただけます!

サービス提供は2020年3月19日10時よりお申込み受付中です。

基本料金は150円~となっておりインターネットを利用するためには、

最初の1GBを300円で購入することで1GB分のデータ通信がご利用いただけます!

2GB以降は1GBごとに450円の追加でご利用できます。

従来のベータ版とデータプラン ゼロの違い

従来のeSIMプラン(ベータ版)6GB 月額1,520円(税抜き)は、通話はドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアを使い、データ通信のみをeSIMプラン(ベータ版)で補うという方が多かったのではないでしょうか。

ドコモやau、ソフトバンクなどの各キャリアのデータ通信はどうしても割高の為、6GBの通信量が使えて月額1,520円というのは魅力的です。

しかしデータプラン ゼロならさらに格安な料金体系から始めることができます。

データプラン ゼロならデータ通信を使わないときは月額150円のみ。

データを使いたいときにその都度1GBを追加するという使い方です!

普段はドコモやau、ソフトバンクのデータ通信を利用するけど、どうしてもキャリアのデータ量の上限を超えた場合に、IIJmio eSIM「データプラン ゼロ」でデータを追加するという使い方ができます。

臨機応変に現在ご契約のキャリアと併用しながら通信量や通信状況によって切替ができます。

IIJmio データプラン ゼロならデータ料金が1GB450円と安い!

IIJmio データプラン ゼロならデータ料金が安い!

キャリア1GBの料金と比べてもIIJmioの1GBは割安!
1GBの追加料金 ドコモ 1,000円
au 1,000円
ソフトバンク 1,000円
IIJmio 450円

ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアは1GBの追加料金は1,000円です。対するIIJmio データプラン ゼロは1GBの追加料金は450円!キャリアと比べても安い!

現在ご契約のキャリアと通信量や通信状況を確認しながらデータ通信の切り替えを行いながら併用することで毎月のデータ通信料金が抑えられます。

キャリアのSIMとIIJmioのeSImの切り替えなんて少々メンドクサイと思うかもしれませんが、

実はキャリアとIIJmio eSIMの切り替えは簡単です。

私も現在「IIJmio eSIMプラン(ベータ版)」を利用中しており切り替えの手軽さに関しては一押しできるのです!

下記はiPhoneでの設定画面ですが【設定】→【モバイル通信】→【モバイルデータ通信】で表示される画面。この設定画面で主回線(キャリア)、副回線(IIJmio)の通信量や通信状況を確認しながらの切り替えが簡単にできます。

また自分で切り替えるのが面倒という場合には「モバイルデータ通信の切り替えを許可」で電波状況や回線利用状況に応じて、両方の回線のモバイルデータ通信を使用できます。

クレードル(卓上ホルダ)

始まったばかりのIIJmio データプラン ゼロですがeSIMの未来を感じることができますよね!

データプラン ゼロの登場でデュアルSIMはますます便利に!

IIJmio データプラン ゼロならDoCoMo、au、SoftBankなどのキャリアを使いながら乗り換えなしでデータ通信料金を抑えることができます。デュアルSIM搭載のスマホをご利用中ならIIJmio データプラン ゼロは要注目です!

IIJmio デュアルSIM

実際にデータプラン ゼロにお申込みしてiPhoneに設定しました

2020年3月19日10時より提供が開始された「IIjmio eSIMサービス データプラン ゼロ」に申し込んでみました。

すでにiPhone11で「IIJmio eSIMプラン(ベータ版)」を使っていまので、現在使っているベータ版からデータプラン ゼロへ切り替えて、データ通信が出来るまでをやってみました。これからお申し込みを考えている方にはIIJmioでの申し込みの流れがつかめますので参考にしてみてください。

すでに「IIJmio eSIMプラン(ベータ版)」を使っているため会員登録・クレジットカード登録などの画面はありません。

データプランゼロにお申し込みしてみます

IIjmioの公式サイトにあるeSIMのリンクをクリックします。

IIjmioの公式サイト

データプラン ゼロのページにあるお申し込みをクリック

データプラン ゼロのお申し込み

今回契約するデータプランゼロの購入画面です。0ギガ eSIM(データプランゼロ)月額150円とeSIM専用データ(クーポン)300円を購入します。2枚目からは1ギガ450円で購入できます。

eSIM専用データ(クーポン)購入を選択

カフェやレストランで使える街中公衆wifiの「IIJmio WIFI by コネクト」オプションサービスの紹介です。特に必要はないのでチェックせずに次へをクリック。

IIJmio WIFI by コネクト

次に「SIM利用者についてお答えください」とありますので契約本人にチェックを入れて次へ。

SIM利用者

プラン・SIMに間違いないかどうか確認して次のオプション画面に進みます。

プラン・SIMに間違いないか

他のオプションサービス選択画面がでてきますが特に必要ないのでチェックせずに次へをクリック。

オプションサービス

ご契約者に関する情報が反映されました。

ご契約者に関する情報

お申し込み内容の確認と今回の申し込みでの料金等が表示されてます。

お申し込みの料金

お申し込みが完了しました。

お申し込みが完了

iPhoneにアクティベートします。

IIjmioの公式サイトでデータプランゼロの申し込みが完了したら次はiPhoneにアクティベートします。まずはデータプランゼロの「会員専用ページ」の「アクティベーションコードの確認」をクリック。

データプランゼロの会員専用ページ

「アクティベーションコードの確認」をクリック。

アクティベーションコードの確認

アクティベトするサービスコードを選択して決定を押します。私の場合は先にIIJmio eSIMプラン(ベータ版)も使っておりますので、今回申し込んだデータプランゼロと2つのサービスコードが選択できるようになってます。データプランゼロを間違わずに選択して決定をクリック。

またサービスコードですが、メールにて届いたサービスコードとアクティベトするサービスコードは異なります。メールのサービスコードは申し込んだサービスに紐づいたもの、アクティベトするサービスコードはSIMに紐づいたものとなります。

アクティベトするサービスコードを選択

アクティベーションコードが発行されました。このアクティベーションコードをiPhoneに取り込みます。

アクティベーションコード

iPhoneで「設定」→「モバイル通信」ときて青文字で表示されている「モバイル通信プランを追加」をタップ

モバイル通信プランを追加

QRコード読み取り画面になります。アクティベーションコードをiPhoneで取り込みます。

qrコード

「モバイル通信プランの名称」を仕事・モバイルデータ通信・個人・主回線・副回線・旅行の中から選択できます。今回は名称を「モバイルデータ通信」としました。

モバイル通信プランの名称

デフォルト回線はドコモの主回線を選択します。

デフォルト回線はドコモ

Apple IDに関連付けられたiMessage、FaceTimeに使用するモバイル通信もドコモの主回線を選択します。

Apple IDに関連付けられたiMessage、FaceTime

次にモバイルデータ通信に使用する回線を選びます。ここで今回契約したデータプランゼロの回線のモバイルデータ通信を選択します。また「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにすることで自動で両方の回線を切り替えてくれますが、その都度自分で切り替えるためOFFのままにします。

モバイルデータ通信に使用する回線

これでiPhoneのモバイル通信の画面には2つの回線が表示されます。電話はドコモの回線、データ通信はIIJmioデータプランゼロが設定できました。私の環境ではeSIMプラン(ベータ版)も使っておりますので3つの回線が表示されてます。通常は2つです。

これでiPhoneへのアクティベート完了しました。

iPhoneのモバイル通信の画面

次にデータ通信の切り替えをしてみます

さて今回eSIMプラン(ベータ版)→データプランゼロに切り替えた理由の一つが、データ通信を主回線・副回線で切り替えて通信費を節約することでした。そのためデータ通信の使用状況によって主回線・副回線の切り替えを行わなければなりません。それでは実際にモバイル通信の切り替えをしてみます。

iPhoneで「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で回線が選択できる画面がでてきます。ここで「主回線」を選択すると当方ではドコモ回線がモバイルデータ通信に割り当てられます。

モバイルデータ通信

また今現在モバイルデータ通信がどの回線を使っているのかは「コントロールセンター」もしくは「ロック画面」で簡単に確認できます。

iPhoneの「コントロールセンター」の画面で確認すると、左上の表示にドコモとIIJの2つのピクトが表示されてます。docomoが一番上、その下にIIJとなってます。一番上に表示されるのがモバイルデータ通信で使われている回線です。そのためデータ通信はDoCoMoが使用されてると分かります。

iPhone11のコントロールセンター

では今度はiPhone「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」でIIJmioのモバイルデータ通信をタップしてみます。

「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」

iPhoneの「コントロールセンター」の画面で確認すると、ドコモとIIJの2つのピクトは先ほどと切り替わり、左上の表示ではIIJが一番上、その下にdocomoとなってます。そのため今度はデータ通信はIIJが使用されてるのが分かります。

iPhone11のコントロールセンター

ロック画面でもドコモとIIJの2つのピクトの表示順番でモバイルデータ通信がどちらで使われているか確認できます。

iPhone11のロック画面

データプランゼロのまとめ

データプランゼロのIIjmioの公式サイトからのお申し込み手順をご紹介しましたが、意外とかんたんにできるかと思います。今回は以前契約していた「IIJmio eSIMプラン(ベータ版)」から「データプランゼロ」に切り替えてみましたが、IIJmio eSIMプラン(ベータ版)は6GBで月額1,520円(税抜)、データプランゼロは利用しない月は月額150円(税抜)、利用する月は1GB450円からとなります。データ通信は6GBぐらいは使うよって方はeSIMプラン(ベータ版)がおすすめですが、

データプランゼロは主回線と副回線の両方でデータを利用して、主に主回線(当方はドコモ)のデータ通信を利用しながら、足りなくなった分をIIJデータプランゼロで補うって使い方がおすすめなのかと思います。

私の場合はもともと「IIJmio eSIMプラン(ベータ版)」は通信料金の節約という目的が主でしたので「IIJmio eSIMプラン データプランゼロ」の登場で、さらに細かくデータ通信の節約が出来るようになったと考えております。

しばらくデータプランゼロを使用してみて通信料金の節約を確認してみたいと思います。

「MVNOへeSIMを開放せよ」ドコモ・au・SoftBankに要請

2020年5月15日付で発表された「MVNOガイドライン」でeSIMを開放すべき機能と位置付けるとともに携帯3社へ総務省は解放を要請したとあります。

それに対して携帯大手三社は、NTTドコモは「仮に漏洩すればクローンSIM作成、誤課金などの重大な懸念がある」、ソフトバンクは「セキュリティなど技術的課題が解決できる場合を前提にすべきで時期尚早」と反対意見を表明。KDDIは引き続き検討を進めるべき。

現在、日本のMVNOでは「フルMVNO」としての設備を持つ「IIJ」だけがeSIMサービスを提供していいます。そのため「IIJmio eSIM データプラン ゼロ」などのサービスは日本ではIIJmio以外ではみられません。

「MVNOガイドライン」により、eSIMサービスを展開するMVNO会社が増えれば、個人ユーザーにとってはMVNOによるeSIMサービスの選択の幅が広がることは間違いありません。

データプランゼロのようなデュアルSIM搭載のスマホの性能を十二分に活かせるサービスは益々盛り上がりをみせるのではないでしょうか。

これからのeSIM業界の動向は非常に気になりますよね!