光回線にはいくつかの種類と特徴があります。

インターネットの光回線にはいくつかの種類と特徴があります。
現在ご家庭で利用している固定回線の7割以上がすでに光回線と言われています。
光回線の種類と特徴
「フレッツ光」フレッツ光回線を使用
「auひかり」はダークファイバーと自前回線
「NURO光」もダークファイバー回線を使用
「光コラボ」フレッツ光回線を利用
「電力系光回線」独自回線を使用
光回線に加入するならキャッシュバックや特典も気になりますが、光回線にも様々な種類があります。光回線の種類まで考えるとどの光回線にお申し込みすればいいか迷ってしまいます!
一番知名度のあるNTTフレッツ光でいいのではないでしょうか?
しかし、フレッツ光だけでなく、auひかり、ソフトバンク光、楽天ひかり、NURO光、コミュファ光などなど、光回線の種類って本当に多いんです。
調べれば調べるほど種類も豊富で複雑です!
しかし
それぞれの光回線の特徴を知ることにより、自分にピッタリな光回線が必ず見つかります。
「フレッツ光」フレッツ光回線を使用 NTT東日本・NTT西日本
言わずと知れたNTTのフレッツ光です。
日本の光ブロードバンド黎明期からサービスを提供している光回線です。
2000年(平成12年)に「光・IP通信網サービス」として一部の東京都区部及び大阪市で試験サービスが行われ、2001年(平成13年)に「Bフレッツ」として光回線サービスを開始しました。
現在はフレッツ光、フレッツ光ネクストの名前がサービス名となっておりますが、当初はBフレッツという名称でした。Bフレッツと聞いて懐かく思う方はいるのではないでしょうか。
フレッツ光ですが、
フレッツ光は光回線のシェアもNo1です(フレッツ光・光コラボを合わせて)
NTT光回線全体で2,000万件を突破しており、光回線市場におけるシャアは約70%となります。
現在はフレッツ光、フレッツ光ネクストの名称となってますが、光回線と聞いたら「フレッツ光」の知名度は抜群ですよね。

キャッシュバックや特典は縮小
フレッツ光の加入特典は以前ならば豪華なキャンペーンを誇ってましたが、光コラボの登場でフレッツ光の加入特典は減少しつづけております。今ならキャッシュバックを貰えたとしても5,000円前後、特典に関しても5,000円前後の特典のみとなっております。
ただし、フレッツ光の例外として「事務所・店舗・個人事業主の方」のお申し込みなら、現在でもフレッツ光は45,000円前後の高額キャッシュバック・豪華特典を実施中です。
フレッツ光の詳細・お申込み!
特別な理由によりフレッツ光にしたい方以外は、auひかりや光コラボのキャンペーンで加入するのが特典的にも断然お得です。
先のことは分かりませんが、将来再びフレッツ光のキャンペーンが復活した時には、auひかりからフレッツ光へ新規加入。光コラボからフレッツ光に転用することで、フレッツ光に戻すというのもいいかもしれません。
今現在は光回線の選択に関して、どこの光回線を利用するかでなく、どこのキャンペーンに応募するのが、今一番お得なのかを基準に選ぶのというのもありかと思います。
月額料金について
フレッツ光の月額料金に関しては、NTT東日本・NTT西日本によっても料金体系が異なります。また割引サービスに関してもNTT東日本・NTT西日本により独自のサービスを展開しております。またプロバイダごとに料金は異なってきます。そのため一概に月額料金はいくらというのは言えませんが、
プロバイダー料金込みの月額料金でファミリータイプが5,000円~6,000円、マンションタイプで3,000円~4,000円というところです。
光回線といえばフレッツ光一色だったころならば、フレッツ光の月額料金でも満足でしたが、
光コラボなど様々な光回線の登場でフレッツ光より安い月額料金のプランは多数あります。
またプロバイダと光回線が一緒になったauひかりや光コラボと比べ、フレッツ光はプロバイダと光回線を別々に契約する必要があります(NTT系列のプロバイダなら同一請求)そのため、もし解約するときに違約金が必要ならフレッツ光とプロバイダへそれぞれに支払わなければなりません。また、解約手続きも二倍手間がかかります。
光回線とプロバイダが一体化した、auひかりや光コラボは料金面や契約に関するわずらわしさがなくなり。フレッツ光に比べシンプルになったといえます。
「auひかり」はダークファイバーと自前回線
auの携帯電話でお馴染みのキャッシュバックや特典が豪華なauひかりです。KDDIによる光ファイバー網を用いたサービスのブランドがauひかりです。
auひかりはauスマホやケータイとの併用で「auスマートバリュー」が利用できて月額料金もおトク!光コラボの普及とともにauひかりも人気の光回線のうちの一つとなってます。
auひかりと光コラボの違いは、auひかりがKDDIの自前回線&ダークファイバー使用しており、光コラボはフレッツ光回線を使用しています。
auひかりはKDDIが独自に引いた光ファイバー網と、NTTのフレッツ光や光コラボで利用する光ファイバーとは異なる「ダークファイバー」と呼ばれる光回線の2種類を使用してます。
KDDIが独自に引いた光ファイバー網とは、東京都、神奈川県北東部、埼玉県南部、千葉県北西部での、2007年1月1日にKDDIに統合されたTEPCOひかり光ファイバー網を東京電力から借用したのが1種類目のインターネット光回線です。
上記の東京電力の管轄地域以外の旧TEPCOひかりの提供エリア以外はNTT東日本・西日本のダークファイバーを使用しております。
KDDIが独自に引いた光ファイバー網もしくはNTTのダークファイバーの見分け方は、auひかりの提供エリア検索で「ホームタイプ」と「ホームタイプ(S)」の2種類が表示されます。「ホームタイプ」がKDDIが独自に引いた光ファイバー網。「ホームタイプ(S)」がNTTのダークファイバーです。

auひかりの提供エリア検索でホームタイプとでればKDDIの光ファイバー。ホームタイプ(S)とでたらNTTのダークファイバーなんだね。

「ホームタイプ」と「ホームタイプ(S)」でもサービス内容に変わりはないみたい。また初期費用から月額料金、キャンペーンの内容なども一緒なんだって。純粋に光回線の違いだけ。KDDIが独自に引いた光ファイバーかNTTのダークファイバーかの違いね。
auひかりは他の光回線と比べて新規加入時のキャッシュバックが高額です!キャッシュバックに絞ってお申込みする場合はauひかりがおすすめです。
auひかりの詳細・お申込み!
auひかりではNTTのダークファイバーが使われていると先ほど説明しましたが、そのダークファイバーとはいったい何なのでしょうか?
ダークファイバーとは、フレッツ光や光コラボでは使われていない光回線です。 NTTは自社の事業の為に沢山の光ファイバーを引いてますが、その未使用の光ファイバーは、光信号が疎通してない状態が「ダーク」暗いためダークファイバーと言われています。
ダークファイバーを借用してインターネット光回線を展開している企業は2つあります。1つはauひかり、もう1つはソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO光」です。
なぜそのようなダークファイバー回線があるかというと、光ファイバーは一度敷設するにはそれ相応のコストがかかります。敷設にも時間がかかりますので、将来的なことも考えて、現在の需要よりも大きな容量の光ファイバー網を敷設します。
かつては一般企業にダークファイバーを貸し出すことは認められておりませんでしたが、2001年にNTT東日本・西日本のダークファイバーの開放を義務付けする制度が施工されました。それに伴い一般企業へのダークファイバーの芯線貸しサービスが開始されました。
実はダークファイバーを借用してインターネットサービスを提供するメリットは多数あります。
ダークファイバーを使うにはauひかりなら、auでの回線設備を開設・運用・ネットワークシステムの構築を行えます。それにより一般的な回線設備にとらわれることなく設計ができ、最新の設備や技術を投入することができます。
ダークファイバーは芯線だけの貸し出しのため、一から回線設備・運用・ネットワーク構築の初期投資・保守・管理が必要で高度な手間がかかりますが、しっかり運用することでフレッツ光以上のインターネットのサービスを展開できます。
そのためダークファイバーを利用するauひかりやNURO光の2社は「NURO光10ギガ」「auひかり10ギガ」などのサービスが提供できるのです。
auひかりの自前回線とNTTのダークファイバーを二つの光回線を利用することで、KDDIの光ファイバー網が届いていない地域では、NTTから借り受けたダークファイバー網を組合せることで、より幅広い地域にauひかりの光回線のサービスを提供できて、最新の技術による超高速のインターネット通信も実現できるのです。

ダークファイバーとライトファイバとその違い
先ほどauひかりはダークファイバーを使用していると説明いたしましたが、ダークファイバは電気通信事業者や鉄道事業者や電力会社などが敷設している光ファイバーで、使用せずに予備として置いている回線です。
光回線の未使用の芯線で、光信号が走ってないため、ダーク(暗い)に由来します。
実はダークファイバーの対義語として
ライトファイバーがあります。
光回線を使用している芯線で、光信号が走っているため、ライト(明かり)ということです。
ダークファイバーの対義語ですのでライトファイバーは現在使用している光ファイバーです。フレッツ光や光コラボレーションモデルなどはライトファイバーということになります。
「NURO光」はダークファイバー回線を使用
NURO光とはソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社の子会社である「So-net」が運営する光ファイバー網を提供するブランド名です。
NURO光と光コラボの違いは、NURO光がNTT東日本・西日本のダークファイバー光回線を使用しており、光コラボはフレッツ光回線を使用しています。
NURO光はauひかりと同様にNTTの「ダークファイバー光回線」を積極的に使っています。auひかりは自前回線がありましたが、NURO光の場合は自前回線はなくNTTのダークファイバーだけを使用してます。
NURO光の詳細・お申込み!
NURO光が一般的な光コラボで使用されているフレッツ光回線を使わず、なぜダークファイバー回線を利用するのかは、光回線の通信速度にあります。
フレッツ光や光コラボが使用しているフレッツ光回線は、利用するユーザーが多いため、一つの光ファイバー回線を複数のユーザーが利用します。そのためベストエフォート方式により最大1Gbpsの通信速度といいながら実質は100Mbpsとかだったりしますよね。
ダークファイバーの場合も、一つのダークファイバー回線に対して利用者数が多ければ、スピードはもちろん遅くなりますが、余裕を持った回線の使い方をすれば高速通信を実現できます。
わざわざSo-netが高い貸出料金のNTTダークファイバを借りてサービスを提供するのは、NURO光の超高速の2ギガや6ギガや10ギガという速度を実現するためでもあります。
またNURO光の超高速の2ギガや6ギガや10ギガという速度はダークファイバーの回線だけでは実現できません。ブロードバンド通信がご家庭に届くまでのトータルでの品質を保つことで実現します。光ファイバー線を分岐する機器、ネットワーク機器はSo-netが自前で開発し用意するからこそ実現できているのです。

「光コラボ」フレッツ光回線を利用
光コラボ(光コラボレーションモデル)はNTT東日本・西日本が提供する光回線(フレッツ光)を、各社の光コラボレーション事業者に、光回線を卸売することで、各事業者が光回線をユーザーに提供しているサービスです。
2015年2月1日に開始した光コラボレーションモデルですが、急速な普及を達成しており、
FTTH(光回線サービス)事業者の動向では、2017年9月末でのNTT東西合計の契約数が2,038.6万件。光コラボの2017年9月末総契約数は1,014.5万件となり、NTTの光回線の光コラボが占める割合は49.8%となっております。FTTH市場全体であれば光コラボが占める割合は33.9%となっております。
光コラボのユーザー数が増えている要因としては、月額料金そのものの安さ。ドコモ光、au光、ソフトバンク光などの携帯キャリアとの割引サービスでグッとお得な料金プランが用意されていることなどもあります。
さらに、加入キャンペーンなどによる、高額なキャッシュバックや豪華な特典が進呈されるなど、光コラボへの流入の原動力となるキャンペーンの充実もあげられます。
また、なんといっても光コラボの光回線の品質自体は「フレッツ光」となりますのでたいへん信頼がおけます。光コラボのプロバイダと一体化したサービスや料金体系などもシンプルで分かりやすいものとなっております。
従来のブロードバンドをご利用中の方も光コラボでお得なご契約をご検討いただいてみてはどうでしょうか。

「電力系光回線」は独自回線を使用
電力系光回線は直接、電力会社が運営しているのでなく、グループ会社を作って、その会社がインターネットを提供しております。そのため電力系の光回線と呼ばれております。
電力会社は独自の光ファイバーケーブルを敷設しております。
電力系の光回線は電力線網を利用した光ファイバーケーブルが使われているので、フレッツ光と同様に1Gbpsの高速通信が可能です。
電気事業者は北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力など10社あります。それぞれ10社の電気事業者はインフラ整備のため独自の光回線を保有しております。
ただしインターネット光回線サービスをすべての電力会社が提供しているわけではなく、サービスを提供しているのは、中部電力系(コミュファ光)、関西電力系(eo光)、中国電力系(MEGA EGG)、四国電力系(Pikara)、九州電力系(BBIQ)の各グループ会社5社となります。
電力系光回線の一覧
電力系光回線 | 提供エリア | |||
中部電力系列の中部テレコミュニケーション株式会社(CTC) | 静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、長野県 | |||
関西電力系列の株式会社ケイ・オプティコム | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県 | |||
中国電力系列は株式会社エネルギア・コミュニケーションズ | 広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県 | |||
四国電力系列の株式会社STNet | 高知県、香川県、愛媛県、徳島県 | |||
九州電力系列の株式会社QTnet | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県 |
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