スターリンク!スペースXの衛星ブロードバンドが日本で開始!

イーロン・マスク氏が率いるスペースXの衛星ブロードバンド「スターリンク」が日本でも2022年10月11日より提供開始となりました。

スターリンクのプランには「レジデンシャル(個人向けプラン)」「ビジネス(アンテナ機能はスターリンクの2倍)」「RV(移動・フィールド)」「マリタイム(海上用)」「航空(機内向け)」の5つからとなります。

こちらのページでは個人の方が家庭で使用する「レジデンシャル(個人向けプラン)」について進めていきたいと思います。

スターリンク

出典元:https://www.starlink.com/

レジデンシャル(個人向けプラン)

日本でもいよいよ始まった、SpaceX衛星インターネットサービス「スターリンク(Starlink)」ですが、スターリンクのプランには5種類あります。

「レジデンシャル(個人向けプラン)」「ビジネス(アンテナ機能はスターリンクの2倍)」「RV(移動・フィールド)」「マリタイム(海上用)」「航空(機内向け)」

個人の方が利用する「レジデンシャル(個人向けプラン)」についての詳細は下記のようになります。

レジデンシャル(個人向けプラン)
月額料金 12,300円
初期費用 73,000円
ダウンロード 20~100Mbps
アップロード 5~15Mbps
レイテンシ 20~40ms

衛星インターネットサービスのスターリンクの月額料金は、従来の光回線やモバイルインターネットと比べたら、まだまだ割高の料金です。

月額料金

スターリンク(Starlink)のレジデンシャル(個人向けプラン)でのご利用には月額料金12,300円と、最初に1度だけ支払う(初期費用)、専用アンテナなどのハードウェアコストが73,000円必要です。

月額料金

スターリンクの月額料金
プラン名 月額料金
レジデンシャル
(個人向けプラン)
12,300円

ハードウェアコスト

最初に1度だけ支払う料金(初期費用)
ハードウェアコスト 73,000円

スターリンク ジャパン

イーロン・マスク氏が提供

スターリンク(Starlink)は今現在アメリカのIT業界で何かと話題の多い、イーロン・マスク氏が提供する宇宙ベンチャーのスペースX社による衛星インターネットサービスです。

イーロン・マスク氏が提供する宇宙ベンチャー企業の「スペースX社」は2002年に創業した宇宙開発企業です。

イーロン・マスク氏といえば、ご存じ、電気自動車のテスラの創業者ですが、スペースXによる宇宙事業にも並々ならぬ力を入れております。

民間企業が手がける宇宙事業

スペースXの注目点として宇宙事業を「民間企業」が手がけたという事です。

アメリカの宇宙事業といえば、今までは「NASA」でしたが、そのNASAが宇宙事業を民間へ委託する方針へ転換したのです。

宇宙事業は低コスト化へ

宇宙事業を民間へ委託したNASAですが、実際に2011年にスペースシャトル退役以降は、米国としてのロケットの打ち上げは行っておりません。

人工衛星打ち上げが低コスト化へ

NASAが一基の人工衛星を上げるのに2億ドル掛かっていたとも言われます。

対するイーロン・マスク率いるスペースX社の人工衛星打ち上げは一基6,000万ドル程で済むといます。

宇宙事業を民間へ委託したNASAにとっても大きなコスト削減を実現できたわけです。

スターリンク

スターリンク(Starlink)は2018年の試験機打ち上げから、2019年に本格的な衛星の打ち上げを開始しております。2022年10月に稼働中のスターリンクは3100機程ですが、この3100機という数字からも、スペースX社のスターリンク打ち上げ台数が尋常ではないのが分かります。

毎週のように「スターリンク」の打ち上げは行われていると言われ、

スペースX社(SpaceX)はスターリンク(Starlink)衛星の打ち上げペースをさらに加速中のようです。

スターリンクは将来的には1万2000機の衛星を打ち上げる予定といわれますが、スペースX社の打ち上げペースから見ても絵空事でない実現可能な数字だということが分かります。

衛星

スターリンク(Starlink)は小型の非静止通信衛星を高度550キロメートルに打ち上げ、地球の比較的に低軌道なポイントに通信網を張り巡らせてます。

従来の衛星は高度約36,000kmが主となりますので、スターリンクの高度550kmというのは、従来の衛星と比べて地表からの距離が65分の1程度となります。

従来の高度約36,000kmの衛星だと、衛星インターネットサービスは通信速度が遅く、レイテンシ(遅延)性能も良くありませんでした。

スターリンクの高度550kmの衛星インターネットサービスは、従来の衛星通信と比べ、高速なインターネット通信を実現しており、レイテンシ(遅延)も20~40msと家庭用の光回線と比べても遜色ない遅延を実現。

スターリンクの目指している通信速度は将来的にはダウンロード(下り)10Gbpsです。

日本でも利用されている光回線が最近10Gbpsの通信速度のサービスを出してきましたが、スターリンクは衛星インターネットサービスで10Gbpsという通信速度を実現しようとしているのです。

現在提供されている、レジデンシャル(個人向けプラン)でダウンロード(下り)20~100Mbpsですから、スペースX社のスターリンクが将来的に目指している10Gbpsの通信速度が実現したら、夢のインターネット通信環境が手に入りそうですね!